アブストラクト(20巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : Fallot四徴症根治手術に関する研究-手術方法の指針と成績向上のための対策-
Subtitle : 原著
Authors : 内藤泰顕, 曲直部寿夫
Authors(kana) :
Organization : 大阪大学医学部第1外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 20
Number : 2
Page : 131-144
Year/Month : 1972 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I. 緒言」Fallot四徴症の根治手術は1955年Lillehei1)らがCross Circulationの下で直視下に行なった最初の成功例を報告して以来積極的に行なわれるようになり, 現在では本症に対する外異的治療の基本である. 阪大第1外科でも1956年人工心肺使用下開心術成功例の本邦第1例2)として本症の根治手術に成功して以来1970年末までに211例のFallot四徴症に根治手術を行なった. 本症の解剖が明らかになるにつれ手術方法が確立し3), 人工心肺操作の進歩8)~7), 術後管理の向上などとあいまって年々その手術成績は向上している一方, 重症例へと適応を拡大してきた8)~18), しかしその手術成績についてはMayo Clinic14)およびShumway15)らの成績を除き多くはその手術死亡率は10~30%にあり, われわれの成績も同様で, 未だ満足すべき段階とは言いがたい.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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