アブストラクト(20巻6号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 胸部大動脈瘤手術における補助手段法 |
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Subtitle : | 総説 |
Authors : | 井上正 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 慶応義塾大学医学部外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 20 |
Number : | 6 |
Page : | 467-481 |
Year/Month : | 1972 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 胸部大動脈瘤に対して系統的に手術が行なわれるようになってから, 20年近くを経過した. その間, 多くの外科医の努力にも拘わらず, その手術成績は一般には必ずしも良好ではなく, 現在でも外科医の挑戦すべき分野として残されている. すでに1944年にはOchsnerが, 下行大動脈の嚢状動脈瘤に対する切除手術に成功したことが, Cooleyら15)の論文に見られるが, 1952, 3年を境として多数の臨床報告が見られるようになってきた. 1952年, Cooleyら15)は, 腕頭動脈瘤を含む上行大動脈瘤の切除手術例を記載したが, 1953年Bahnson7)が始めて上行大動脈瘤の切除手術に成功した. 同年DeBakeyら24)は下行大動脈瘤に対して, 同種大動脈移植に成功した. この頃から, 合成人工血管が臨床的に用いられるようになり, 1955年Cooleyら16)は弓部大動脈瘤の完全切除手術に成功した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |