アブストラクト(20巻9号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 堆積型膜型人工肺の研究-とくに血液酸素加効率の改善について- |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 田近徹也 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 名古屋大学医学部第一外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 20 |
Number : | 9 |
Page : | 717-728 |
Year/Month : | 1972 / 9 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「1. 緒言」現在, 多くの施設で直視下心臓内手術に用いている気泡型, フイルム型あるいは回転円板型の血液酸素加装置は比較的短時間の手術のための体外循環装置としては, ほぼ安全なものとして使用されている. しかし, これらの装置では, 血液がガスと直接接触することに起因する血球の破壊, 血清蛋白の変性などの血液成分の物理的, 化学的損傷を必然的に伴っている1)~13). したがって, 重症ファロー四徴症, 連合弁膜症, 大血管転移などの重症先天性および後天性心疾患の根治手術で長時間にわたって体外循環を行なうと血液成分の諸変化の結果として, ショックに類似した体外循環後症候群を惹起して術後の治癒過程を遷延させたり, ときには患者を死に到らしめることがある. 一方, 術後の心不全患者, 重症呼吸障害のある患者および心疾患々者の低酸素症発作時には, かなり長時間の補助循環を行なうことが必要であるなど人工肺の新しい適応の問題が生じている7)10)13)~20). |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |