アブストラクト(20巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 長期人工呼吸の研究 各種換気条件に於ける肺機能および脳脊髄液酸塩基平衡の変化 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 伊藤樹史, 三宅有 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京医科大学麻酔学教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 20 |
Number : | 11 |
Page : | 829-846 |
Year/Month : | 1972 / 11 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章 緒言」呼吸不全時の人工呼吸が, 日常臨床で重要な意義を有し, これが長期にわたる場合は, 生体に生理的な悪影響を与えることは周知のごとくである. 人工呼吸の歴史は, 古典的には蘇生法としてmouth to mouth methodや用手法が16世紀頃に端を発し, 1667年Robert HookeのInsufflation法が発見された. その後bellow, piston, cylinder typeの機械的な方法が考案されたが, 長期間の生命維持には困難であった. 1909年にMeltzerおよびAuerが機械による方法を考案し, 翌年DragerのPulmomatが蘇生器の最初の創作品として発表された. その後, 麻酔科, 胸部外科の分野でIPPBが開発されるに至り, 各種の有効なapparatusが試作され, 漸次生理学的な面より検討が加えられ, 現在では比較的安全に使用可能となった. 人工呼吸の究極目的は, 肺機能と動脈血性状を正常範囲に保持するためのガス交換にある. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |