アブストラクト(20巻5号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 体外循環時の水分・電解質代謝 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 高柳佳司, 斉藤昊, 庄司佑助 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 日本医科大学第2外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 20 |
Number : | 5 |
Page : | 421-443 |
Year/Month : | 1972 / 5 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I. 緒言」近年心臓血管外科の発展はめざましく, 直視下心臓手術も飛躍的な進歩をとげたが, その成果には補助的手段たる人工心肺装置による体外循環法の進歩に負う所が大きい. 装置の改良, 低体温法の応用, 稀釈体外循環の導入, 充填液の研究などによりその安全性は向上, 現在では長時間潅流も可能となり, その適応は拡がってはいるが, 体外循環そのものが, 生体のもつ呼吸および循環調節作用を無視して行なわれる, 非生理的なものである以上, 生体への負荷は大きい. 潅流時の腎におよぼす影響についてみても, 腎血流量の減少1)~4), 腎分画減少5)6), 糸球体濾過値減少7)8), 腎血管抵抗増加9)10)らが報告されており, その影響は大きく術後の腎不全は合併症の1つとして重視されている11)~16). 今日では全血での潅流よりも稀釈体外循環の方が種々の点で有利とされ17)~21), 各種充填液による腎の態度についても多くの研究がなされている6)~10)22)29). |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |