アブストラクト(20巻6号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺結核症に対する肺切除後の胸腔内結核菌汚染に関する研究 第2編 胸腔液内における抗結核剤の抗菌力に関する研究 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 太田幸吉, 綿貫重雄1), 塩沢正俊2) |
Authors(kana) : | |
Organization : | 1)千葉大学医学部第1外科教室, 2)結核予防会結核研究所附属療養所 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 20 |
Number : | 6 |
Page : | 523-537 |
Year/Month : | 1972 / 6 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I. 緒言」肺結核症の肺切除後にみられる胸腔内結核菌汚染は, 術前の諸条件によって大きく異なるとはいえ, 30%にも達しているので, それに対応する処置が必要になる. かかる必要性に応じていままでも有効な抗結核剤の胸腔内投与や系統的投与が行なわれてきた. しかしこのような処置は経験的事実にその根拠をおいたものであり, それを支持する基礎的研究が欠けていたことは否めない. そこで著者は肺全切除(全切)後に投与された抗結核剤に対する胸腔内の抗菌力, 血清内血餅内の抗菌力, 血清血餅間における抗結核剤の移行などに関する検討を行なった. なぜならば, 肺切除後の胸腔内には血清と血餅とが共存し, 気管支切断端, 肺胸膜, 胸壁胸膜などは血餅で被われ, その内側に血清が存在するからである. 「II. 全切除後の胸腔液内における抗結核剤の抗菌力」1. 研究方法 全切15例を対象とし, INH, KM, 1314THの胸腔液内抗菌力の推移を追及した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |