Title : |
心室中隔欠損兼大動脈弁閉鎖不全症の病型分類と手術方針に関する研究 |
Subtitle : |
原著 |
Authors : |
川島康生, 団野迪昭, 清水幸宏, 藤田毅, 宮本巍, 内藤泰顕, 森透, 堀口泰範, 藤野俊夫, 小塚隆弘, 曲直部寿夫1), 小池宣之2), 立入弘3) |
Authors(kana) : |
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Organization : |
1)大阪大学第一外科, 2)大阪小児保健センター, 3)大阪大学放射線科 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
20 |
Number : |
7 |
Page : |
572-579 |
Year/Month : |
1972 / 7 |
Article : |
原著 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
「I. 緒言」大動脈弁閉鎖不全(AI)を伴った心室中隔欠損症(VSD)に関する研究は近年ことに本症(VSD+AI)に対する外科治療の進歩とともにすすめられ, 臨床的, 血行動態的病像も明らかとなり, またその病理解剖学的形態もようやく体系づけられようとしている. しかしながら本症の外科治療の方針は今日なお手術時にその所見をもととして術者によって判断されているのが現況で, 術前における手術方針の確立という段階には達し得ていない. 本論文の目的は著者らが経験したVSD+AIの手術症例につき, 手術時或は剖検時の所見と術前術後に得られた資料をもととして従来の手術方法を検討し, 外科治療の立場より本症の分類を試みるとともに, これに基づいた本症の基本的な手術方針を確立せんとするものである. 「II. 対象」症例は1958年より1971年8月までの間に大阪大学第一外科およびその関連病院において手術を施行したVSD+AIの28例である. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
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