| Title ： |
Double Saphenous Vein Bypass Graftによる直接的冠血行再建術の経験 |
| Subtitle ： |
症例報告 |
| Authors ： |
松田暉*1, 川島康生*1, 宮本巍*1, 北村惣一郎*1, 鬼頭義次*1, 清水幸宏*1, 中埜粛*1, 橋本聰一*1, 曲直部寿夫*1, 小塚隆弘*2, 佐藤健司*2, 藤野正興*2, 吉矢生人*3, 戸崎洋子*3, 南野隆三*4, 久堀周二郎*4, 児玉和久*4, 伯耆徳武*4, 福島正勝*4, 扇谷信久*4, 立入弘*2, 恩地裕*3 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*1大阪大学第1外科, *2大阪大学放射線科, *3大阪大学麻酔科, *4桜橋渡辺病院 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
21 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
54-64 |
| Year/Month ： |
1973 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
「緒言」虚血性心疾患に対する外科的療法は, Favaloro1)2)らによるsaphenous vein graftを用いたaortocoronary bypass手術の開発により急速な発展をとげ, とくに米国においては昨年1年間の心臓手術約5万例のうち約半数が冠動脈手術で占められるほどになっている3). 直接的冠血行再建術の中でも, saphenous vein graftで代表されるbypass手術は, 術直後より冠血流量の増加および症状の改善が得られ, また手術成績も良好4)～6)であるため, その手術方法もsingle bypassからdoubleさらにtripple bypassへと積極的に虚血部位に対しbypassを行なう方向へと進んでいる7)～10). 本邦においても, 虚血性心疾患に対する関心も高まり, 冠動脈造影法が広まるにつれて直接的冠血行再建術も行なわれるようになったが, まだその緒についたところといってよい. 最近われわれは, 右冠動脈および左冠動脈前下降枝に強い限局性の狭窄を有する, 心筋硬塞の既往のある狭心症の患者2名に対し, double saphenous vein graftによるaortocoronary bypassを行ない成功したので文献的考察を加え報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
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