アブストラクト（21巻2号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 異所性心移植による補助循環に関する実験的研究 |
|---|---|
| Subtitle ： | 原著 |
| Authors ： | 阿部忠昭, 栗林良正, 佐藤護, 贄田茂雄, 阿部幸義, 斉藤智 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 秋田大学外科学教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 21 |
| Number ： | 2 |
| Page ： | 156-161 |
| Year/Month ： | 1973 / 2 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 現行の機械的な補助循環法にともなう溶血, 出血, 血栓形成などの難点を克服して比較的長時間の補助循環を可能にするため, 異所性に移植した同種心を補助心として利用する新しい補助循環法を考案して基礎的動物実験を行なった. すなわち, 摘出Donor心で肺動脈・左房間に吻合を形成して右・左の心を交通させ, これをRecipient左室・下行大動脈間に吻合して左室バイパスを行なう方法である. 移植した補助心の蘇生は容易であり, 現在までイヌ40頭を用いて20回の急性実験を行ない, 初期の6例をのぞく14例で心蘇生に成功し, うち5例は12時間まで継続して左室バイパスを行なった. 左室バイパス中の血行力学的所見を中心にして本法による補助循環の可能性について報告する. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
