アブストラクト(21巻7号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 開心術と副腎皮質ステロイド療法 |
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Subtitle : | 総説 |
Authors : | 野々山明, 勝田宏重, 増田与 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 関西医科大学胸部外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 21 |
Number : | 7 |
Page : | 659-673 |
Year/Month : | 1973 / 7 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「1. 緒言」開心術を行なう際の補助手段として最も広く用いられているのは人工心肺による体外循環法であるが, 体外循環は生体個有の循環とは異なり, 体外循環時の末梢循環はショック状態でのそれに類似し, 一種のcontrolled clinical shock(Lillehei22))の状態であると考えられる. そのため時として, 体外循環による開心術後には, 呼吸, 循環等の不全がおこり, 場合によつては, あらゆる治療に反応せずに死に至ることがある. これらは低拍出量症候群(low output syndrome5)7)22)23)以下LOSと記載する), 術後呼吸不全(postperfusion lung syndromeともいわれる26). )などがあるが, ことに問題になるのはLOSである. LOSは, 不適当な手術の他に, 長時間の体外循環を要した症例におこりやすく, LOSの際にはショックの場合と同様に, 末梢の循環障害が重要な役割を果していると考えられている5)7)22)23). |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |