アブストラクト(21巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 大動脈中隔欠損症の外科治療
Subtitle :
Authors : 田中徳太郎, 森川哲夫, 龍野勝彦, 高梨吉則, 北村信夫, 今村栄三郎, 今井康晴, 今野草二
Authors(kana) :
Organization : 東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 21
Number : 9
Page : 874-880
Year/Month : 1973 / 9
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「序」大動脈中隔欠損症(Aortico-pulmonary window, 以下A-P window)は上行大動脈と主肺動脈の間に交通のある比較的まれな先天性心疾患である. 動脈管開存症(以下PDA)に比して左右短絡量が多く, 乳児期に重篤な症状を示すものから, 成人にいたるまで殆んど症状を示さないものまであるが, 大部分は発見しだい外科手術の適応とるものが多い. その手術々式は1948年にGross1)が結紮を行なつて以来, 種々の術式が行なわれてきたが, 手術に大きな影響を与えたものは術前診断と交通孔の大きさと解剖学的位置である. われわれは本症例13例を検討する機会を得たので, 術前診断と外科治療を中心として若干の文献的考察を加えて報告する. 「症例」対象とした症例は榊原ら2)の報告例を加えて, 1958年から1972年の14年間に東京女子医大心研で, 手術, 心血管造影, 病理解剖で, A-P windowであることが確認された13例である(表I).
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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