アブストラクト（21巻5号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 冠動脈間吻合と吻合末梢側冠血管内圧 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 横山正義 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 東京女子医科大学日本心臓血圧研究所 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 21 |
| Number ： | 5 |
| Page ： | 524-529 |
| Year/Month ： | 1973 / 5 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 実験イヌにて冠動脈左前下行枝を起始部で結紮し, その結紮末梢側の冠血管内圧を測定すると（図1）, 結紮直後は非常に低値であるが, 経時的にこの血管内圧は上昇してくる. また冠動脈外科治療の1つである左内胸動脈心筋内移植術（Vineberg氏手術）にても, 移植血管と心筋内血管との間の吻合は, 移植後ただちに形成されるのではなく, ある日時が必要である. 移植血管内の逆行性圧（back pressureまたはretrograde pressure）を図2に示すように測定すれば最初はゼロであるが, 日時とともに上昇してくる. 著者らはまた, 実験イヌにて約10cmの長さの内胸動脈片を切離し, その遊離血管片の一端を内胸動脈心筋内移植術に準じて心筋内に移植してみた. この遊離移植血管と心筋内血管との間にも血管吻合は形成される. 遊離血管片の移植直後の逆行性圧は当然ゼロであるが, 移植後, 2ヵ月では, 立派な逆行性圧が証明された（図3）. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
