アブストラクト（21巻6号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 縦隔リンパ節腫大の2治験例 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例報告 |
| Authors ： | 安斉徹男1), 荻原洲吉1), 大木俊英1), 本間学2), 林佐千夫3), 坂内五郎4) |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 1)群馬県立前橋病院胸部外科, 2)群馬大学第1病理, 3)群馬大学第1外科, 4)群馬大学第2外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 21 |
| Number ： | 6 |
| Page ： | 641-645 |
| Year/Month ： | 1973 / 6 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 縦隔リンパ節腫大（Mediastinal lymph node hyperplasia）は, 1954年Castleman1）が記載して以来現在迄, およそ72例の報告を数えるにすぎない. われわれは最近2症例を経験したので, 若干の考察を加えて発表する. I：症例 第1例 35才, 女性, 家婦. 主訴：胸部レ線像の異常陰影. 既往症：18才の時虫垂切除を受けたほかに著患を知らない. ツ反応は15才頃陽性. 現病歴：1968年3月健康診断にて左肺門に異常陰影を指摘される. 肺門リンパ節腫張との診断の下に, 2年間抗結核剤の投与を受けたが, 大きさは不変で自覚症もなかつた. 1970年7月, 縦隔腫瘤の疑いで入院した. 入院時所見：全身状態は良好で, リンパ節腫脹は全く認められなかつた. 胸, 腹部ともに理学的に異常はない, 血圧は120/90mmHg, 脈拍は1分間72回で整であつた. 一般検査所見：貧血なく, 肝, 腎機能はともに正常. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
