アブストラクト（22巻1号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 原発性縦隔セミノーマ様腫瘍-本邦集計例における臨床病理像および治療法の検討- |
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| Subtitle ： | 症例報告 |
| Authors ： | 松川哲之助, 坂下勲, 広野達彦, 小林稔, 大谷信一, 鷲尾正彦, 浅野献一 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 新潟大学医学部外科第2講座 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 22 |
| Number ： | 1 |
| Page ： | 59-66 |
| Year/Month ： | 1974 / 1 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 縦隔腫瘍として胸腺腫, 奇型腫, 神経原性腫瘍は代表的なものであるが, 縦隔セミノーマ様腫瘍は従来稀なものとされ, 病理学的には睾丸セミノーマときわめて類似し, 1951年のFriedman1）の本腫瘍に対する系統的検索によりことに奇型腫との関連において発生病理上興味ある腫瘍とされている. この点, 本腫瘍を悪性縦隔腫瘍の分類において独立したものとする点に関しては未だ異論もあるが, 欧米文献上75例2）, 本邦では著者らの集計しえた範囲内で25例の報告がみられる. 著者らは, 本腫瘍の2例を経験し臨床病理上および治療・予後の面から興味ある知見をえたので自験を含む本邦報告例および欧米文献から臨床上の問題点につき検討した. 「症例」症例1. 平○勝○, 28歳, 男子, 船員. 現病歴：昭和45年10月, 定期健診時胸部異常陰影を指摘され同年11月当科入院. 自覚的に右前胸部痛, 少量の喀痰をみた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
