アブストラクト(22巻6号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : Pacemakerと至適心拍数(ことに左心機能面からみた検討)
Subtitle : 原著
Authors : 牧田俊彦, 原智次, 中村昭光, 大賀興一, 田部志郎, 白方秀二, 佐々木義孝, 宇賀四郎, 中路進, 上田泰章, 渡部高久, 橋本勇
Authors(kana) :
Organization : 京都府立医科大学第2外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 22
Number : 6
Page : 603-609
Year/Month : 1974 / 6
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : ペースメーカー植込み術を施行する際に至適心拍数が問題となる. Benchimolによると, 心拍出量が最大となり, 心筋効率が最良である心拍数が至適心拍数であると述べている. 著者らは従来より, 心拍出量を最大とする心拍数が至適心拍数であると報告してきたが, はたして, その心拍数において左室仕事量や左室心筋効率が最大となるか否かを確認する必要がある. そこで, 著者は本論文において, 左心機能ことに, 左室仕事量や左室心筋効率から検討を加え, 至適心拍数を論じた. 著者は, 心拍数・心拍出量曲線を4型に分類し, 経験のあったI型flat type, II型peaked type, IV型その他のtypeについて, それぞれ, 左室仕事量, Tension Time Indexそして左室心筋効率を検討した. その結果, 心拍出量を最大とする最少心拍数が至適心拍数ではないかという考えは, 左室仕事量や左室心筋効率からみて妥当であることが判明した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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