アブストラクト(22巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 動脈管開存症を合併したdiscrete型大動脈弁下狭窄症の1例
Subtitle : 症例報告
Authors : 木谷正樹, 能登佐
Authors(kana) :
Organization : 石川県中央病院外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 22
Number : 9
Page : 951-955
Year/Month : 1974 / 9
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 先天性大動脈狭窄症は, Keithらによれば, 先天性心疾患の5~6%を占めるといわれ, 必ずしも稀な疾患ではないが, その約70%は大動脈弁狭窄であり, 大動脈弁下狭窄は10~20%にすぎないといわれている. 本邦ではdiscrete型大動脈弁下狭窄症はきわめて稀とされており, 1973年までにわずか10余例の手術例が報告されているにすぎない. 最近われわれはdiscrete型大動脈弁下狭窄症にPDAを合併した症例に手術を施行し, 治癒させることができたので, ここに報告する. 「症例」○田○美○ 16才女子. 主訴:心雑音. 家族歴・既往歴:とくになし. 現病歴:生後1ヵ月頃より心雑音を指摘されており, 発育はやや遅れた. 6才頃まで非常に風邪をひきやすかつた. 運動制限やチアノーゼはないが, 体重が増加せず, 身長153cmに対して体重38kgとやせている. 精査の目的で昭和47年11月7日当科に入院した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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