アブストラクト(23巻8号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 高度肺高血圧症を伴う心室中隔欠損症の外科治療 その1 一期的根治手術の評価 とくに肺動脈絞扼術185例の経験をもとに |
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Subtitle : | |
Authors : | 鎌田幸一, 上戸敏夫, 安喰弘, 和田寿郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 札幌医大胸部外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 23 |
Number : | 8 |
Page : | 1001-1005 |
Year/Month : | 1975 / 8 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」肺高血圧症を伴う心室中隔欠損症に対する外科治療は, 術式その他の改善を経てその手術成績は年々向上の一途をたどつているが, しかしなお種々の問題点が残されておりすべてが解決した訳ではない. われわれの教室では昭和37年10月以来肺高血圧症(Pp/Ps≧0.75)を伴う心室中隔欠損症に対してDumman-Mullerらの考え1)にしたがつて, いわゆる肺動脈絞扼術を行い, くり返しその有効性を報告してきた2)3)4)5)6)が, 一方において近年, 表面冷却超低体温下における肺高血圧症を伴つた心室中隔欠損症の一期的根治術の成績が向上してきたこと7)8)9)に注目して, われわれの教室においても昭和48年6月以来バイパス冷却および加温法を併用した表面冷却超低体温法をとり入れ, 肺高血圧症を伴つた心室中隔欠損症の乳幼児に応用してきた. 今回は現在までに行つた超低体温下手術の21例につきその結果を報告し, 次回に二期的根治術との比較検対を報告したい. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |