アブストラクト（23巻10号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 連合弁膜症におけるCarpentier's Ringの使用経験 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 河村剛史, 田中二仁, 松本学, 平塚博男 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 国立大阪病院循環器外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 23 |
| Number ： | 10 |
| Page ： | 1175-1181 |
| Year/Month ： | 1975 / 10 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 「はじめに」大動脈弁・僧帽弁疾患に三尖弁閉鎖不全が合併している場合, この閉鎖不全をどのように定量し, どのように処理するかは未解決の問題である. Carpentirはリングによる弁輪形成術を考案したが, 彼によれば後天性三尖弁疾患の96％までがこの方法の対象となつて, その効果も従来の弁輪形成術, 弁置換術によるものと比較してきわめて良好であるという. われわれは大動脈弁・僧帽弁・三尖弁の連合弁膜疾患に保存的な手術のみを行い, とくに高度の三尖弁閉鎖不全に対してはリングによる弁輪形成術を実施して満足すべき結果を得たので, これを報告する. 症例 25歳, 主婦. 主訴：全身浮腫, 易疲労感, 労作時の動悸と息切れ 既往歴：リュウマチ熱の明らかな既往なし. 妊娠歴4回 現病歴：小学校高学年頃より, はげしい運動をやつた記憶がなく, 中学校に入つてからは労作時に動悸を覚えるようになつた. 19歳で結婚. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
