アブストラクト(24巻1号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺平滑筋腫の1例 |
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Subtitle : | 症例 |
Authors : | 山崎洋次, 伊坪喜八郎, 小山一男, 養田俊之, 山崎東, 小林進, 富沢誠, 綿貫哲 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京慈恵会医科大学第1外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 24 |
Number : | 1 |
Page : | 84-88 |
Year/Month : | 1976 / 1 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「はじめに」平滑筋腫は平滑筋組織が存在するところではいかなる臓器, 組織からでも発生しうる. たとえば, 子宮においては平滑筋腫はきわめて日常的な腫瘍であり, また食道や胃などの上部消化管に最も多くみられる良性腫瘍はこの平滑筋腫である1). 平滑筋腫自体はかなり一般的な腫瘍といえよう. しかし, 肺の良性腫瘍では, 平滑筋腫は相当稀なものに属しており, 著者らが調べた範囲では自験例を含めて本邦では21例の報告をかぞえるにすぎない2)~20). なおこの21例のなかには気管分岐部より4cm口側の気管の平滑筋腫の1症例12)も臨床上の見地から肺平滑筋腫の症例群へ入れた. 最近, 著者らは左下葉気管支の平滑筋腫の治療例を経験したので報告する. 「症例」患者:31歳, 男性, 会社員 主訴:咳嗽, 血痰 既往歴:16歳の時に, 副鼻腔炎の手術を, また22歳の時に虫垂切除をうけている. 家族歴:特別なものはない. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |