アブストラクト(24巻3号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 先天性複雑心奇形に対する短絡手術法の工夫
Subtitle :
Authors : 中江世明*, 今井康晴*, 工藤龍彦*, 今村栄三郎*, 今野草二*, 高尾篤良**
Authors(kana) :
Organization : *東京女子医科大学日本心臓血圧研究所外科, **東京女子医科大学日本心臓血圧研究所小児科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 24
Number : 3
Page : 283-290
Year/Month : 1976 / 3
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「はじめに」先天性心疾患のチアノーゼ群に対する短絡手術は, BlalockとTaussigによる画期的な鎖骨下動脈-肺動脈吻合に始まり1), その後Potts手術2), Glenn手術3), Waterston手術4)なども案出され, それぞれ多くの変法とともに現在確立された術式となつている5)~24). しかしながら特殊な状況においては, これらの一般的な短絡手術を行うことが困難であつたり, 有効でない場合もあり, case by caseで各症例の解剖学的条件にあつた術式, またはcriticalな患者の血行動態を阻害しないような術式を案出しなければならない. われわれは, 東京女子医大心研において5例のチアノーゼ疾患に対し特殊な短絡手術を行つたので, 若干の文献的考察を加えて報告する. 「症例」症例1. M.T. 女児, 6歳, 体重12.8kg. 満期正常分娩で生下時体重は4750g, 生直後よりのチアノーゼを主訴として当科を受診した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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