アブストラクト（24巻8号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 乳児先天性横隔膜弛緩症の3手術治験例および本邦乳児・新生児手術例55例の検討 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 菊池節夫, 大滝忠, 北村正敏, 庄司光男, 中村雅英, 元木良一, 本多憲児 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 福島県立医大第1外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 24 |
| Number ： | 8 |
| Page ： | 1096-1103 |
| Year/Month ： | 1976 / 8 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 教室では最近乳児横隔膜弛緩症3例に手術を行い良好な結果を得たので, 1975年7月までに集計し得た本邦乳児・新生児横隔膜弛緩症手術症例55例1）～27）について文献的考察を行つた. 「症例」当教室において経験した乳児横隔膜弛緩症3例を表1に示す. 症例は7ヵ月, 10ヵ月, 11ヵ月, いずれも男児. 症例1および2は第2子, 症例3は第1子で, 両親および同胞に先天奇形などの異常を認めなかつた. 分娩歴は症例2では妊娠37週の早産であつたが, 症例1および症例3は満期産, 分娩は3例とも頭位正常分娩であつた. 現病歴：症状は3例いずれも発熱, 咳嗽などの感冒様症状をくり返し, 症例1では肺炎を併発, 呼吸困難にて当院小児科を受診, 症例2では乳児検診にて胸廓の変形を指摘され, 症例3は高熱を伴つた感冒様症状にて当院小児科を受診, 胸部レ線写真にて左横隔膜の異常を指摘され, 横隔膜弛緩症の診断の下に手術のため当科に紹介された. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
