アブストラクト（24巻10号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 長期遠隔成績からみた三尖弁の外科治療-弁置換術ならびに弁輪形成術- |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 田中信行, 堀江信治, 草島勝之, 北野一郎, 小松作蔵, 和田寿郎 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 札幌医科大学胸部外科教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 24 |
| Number ： | 10 |
| Page ： | 1287-1296 |
| Year/Month ： | 1976 / 10 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 「はじめに」三尖弁に対する直接的外科治療の適応となる症例は先天性疾患としてはEbstein症に伴う三尖弁閉鎖不全が代表的なものである. また, 後天性疾患では原発性三尖弁狭窄, 閉鎖不全または他の弁膜疾患との連合弁膜疾患特に僧帽弁膜症との合併が臨床的に重要である1）2）. その他少数例ではあるが1970年Fisher5）らによつて報告された種々の先天性心疾患に対する右心室切開術後に発現する三尖弁閉鎖不全の出現を著者らも今日まで5症例経験している. 上記の右心室切開後の三尖弁閉鎖不全症では右心室不全, 右心腔の拡張, 三尖弁閉鎖不全の像が進行性で, 内科的治療のみによつては予後不良のため弁形成術, 弁置換術が必要とされている. これら三尖弁疾患に対しての手術術式としては種々の弁形成術ならびに多種の人工弁または生体弁による弁置換術が行われてきた. 当教室においては三尖弁膜に対する外科治療は欧米, 本邦の報告に比較してより小数例で昭和50年9月末日現在全弁膜外科治療898例中33例（3.6％）のみである. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
