Title : |
成人動脈管開存兼肺高血圧症の外科治療における部分体外循環の応用 |
Subtitle : |
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Authors : |
橋本明政, 小柳仁, 小原邦義, 北村信夫, 今野草二, 梅津光生*, 土屋喜一* |
Authors(kana) : |
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Organization : |
東京女子医科大学日本心臓血圧研究所外科, *早稲田大学理工学部 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
24 |
Number : |
12 |
Page : |
1551-1558 |
Year/Month : |
1976 / 12 |
Article : |
原著 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
成人の動脈管開存兼肺高血圧症に対する動脈管切断に際し, 始めから部分体外循環および場合により左心バイパスを補助手段として用いることが安全で確実な方法であると考えた. 方法は左開胸で到達し部分両心バイパスおよび場合により左房ベントの下で大動脈圧を低下し左心系の過負荷を軽減しておいて動脈管を切断するのであるが, この方法によればもし動脈管処理中に出血が起こっても処理しやすく, また大動脈遮断を要して心室細動を来した場合でも経心尖大動脈送血法により上行大動脈への送血が容易に行える. 部分対外循環における潅流量については明確な規定がなかったが, 血液循環系の数学モデルおよびメカニカルモデルを使用して解析を行った結果, 部分両心バイパスでの潅流量は心搏出量の40~50%でよいが, これのみでは左心系の減圧はえられず, これに左心バイパスを加える場合は心搏出量の15~17%で有効となり, この際右心系よりの脱血量は心搏出量の約30%となることがわかった. これらの結果は臨床例に応用された. 臨床例は6例あり, 第1例を術後失ったが他の5例は術後結果良好である. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
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