アブストラクト(25巻3号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 完全大血管転位症に対する大血管Switching法に関する実験的検討
Subtitle :
Authors : 今村洋二, 竹内成之, 井上正
Authors(kana) :
Organization : 慶応義塾大学外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 25
Number : 3
Page : 247-254
Year/Month : 1977 / 3
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 大血管転位症に対する根治手術の確立を目的として, 剖検標本を資料に, 大血管Switching手術の手技的可能性を検討した. その結果, 冠動脈の走向, 冠動脈口の位置に関係なく, 一側冠動脈(主として左側)を大動脈に付着させたまま, 他側(主として右側)を“つば”付きとして遊離させ, これを大動脈末梢側に再縫合し, 大動脈と肺動脈をSwitchingすることが可能であることが判明した. 本症では正常心に比してValsalva洞, 冠動脈が浮き出ていることが多いので, 剥離, 切断が容易であった. また正常成犬の摘出心についてtransposed heartを作製し, これを人工心肺下に実験的に検討した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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