アブストラクト（27巻10号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 重症筋無力症の手術適応について―とくに手術効果よりみて― |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 杠英樹, 森本雅己, 井之川孝一, 池田裕, 津金次郎, 黒田孝井, 志田寛 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 信州大学医学部第2外科学教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 27 |
| Number ： | 10 |
| Page ： | 1403-1407 |
| Year/Month ： | 1979 / 10 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 重症筋無力症15例に胸腺摘出術, 胸腺腫摘出術および前縦隔廓清術を施行し, 年齢, 性別, 胸腺腫の有無, Ossermanの病型分類, 病悩期間, 手術所見および組織学的所見等の諸因子と手術効果との関連性を検討した. さらに, その結果にもとづいてretrospectiveに重症筋無力症に対する手術適応を検討し, 以下の結論を得た. 1）胸腺腫群は非胸腺腫群に比し, 手術効果は多少劣るが, 本症の合併した胸腺腫はいわゆる悪性の頻度が高いので, 腫瘍摘出の観点からも, 麻酔および手術侵襲に耐えられれば, 絶対的手術適応と考える. 2）非胸腺腫群は手術効果が著しく良好で改善率85.7％であることより, 性別, Ossermanの病型分類および病悩期間にかかわらず, 学童期以下の眼筋型を除く, 全身型はすべて手術適応である. ただし, 高齢者で抗コリンエステラーゼ剤が有効で症状が安定しているものは除外する. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 重症筋無力症, 胸腺腫群, 非胸腺腫群, Papatestasらの術後判定基,Osserman病型分類 |
