| Title ： |
Expanded Polytetrafluoroethylene人工血管にて左腕頭静脈を置換し根治的切除を行いえたACTH, β-MSH産生浸潤性胸腺Carcinoidの1例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
蘇原泰則, 三井清文, 遠藤勝幸, 木村敬二郎*, 長谷川堯*, 力武知之*, 長谷川鎮雄*, 木村哲**, 山下亀次郎**, 小形岳三郎*** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
筑波大学呼吸器外科, *筑波大学呼吸器内科, **筑波大学代謝内分泌内科, ***筑波大学病理 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
28 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
1448-1454 |
| Year/Month ： |
1980 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
最近われわれはACTH, β-MSH産生胸腺Carcinoidを経験し, その根治的切除を期して腫瘍浸潤のみられた左腕頭静脈をExpanded Polytetrafluoroethylene人工血管にて置換し好成績を得た. 本症例は顔面の浮腫と色素沈着, 縦隔腫瘍の存在, 尿中17OHCS, 17KS高値, 血漿Cortisol高値, 血漿ACTH高値, Dexamethasone抑制試験反応異常等々にて本疾患を疑われ, 摘出腫瘍組織でのACTH高値やβ-MSH高値より, また好銀性顆粒や電顕での神経分泌顆粒の存在により確定診断されたもので, 本邦4例目のACTH, β-MSH産生胸腺Carcinoidである. また根治的切除を期して, 腫瘍浸潤のみられた左腕頭静脈をExpanded Polytetrafluoroethylene人工血管にて置換し, 術後1カ月の開存状態は極めて良好であった. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Expanded Polytetrafluoroethylene, 静脈再建, 異所性ホルモン産生腫瘍, 胸腺Carcinoid |
