| Title ： |
肺動脈低形成, 巨大側副気管支動脈を伴うPseudotruncus Arteriosusの二期的根治成功例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
島崎靖久, 森透, 北村惣一郎, 広瀬一, 中埜粛, 宮本勝彦, 横田博雅, 康重雄, 酒井敬, 池田正人, 川島康生, 横田侃児* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
大阪大学医学部第1外科, *大阪大学医学部放射線科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
28 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
1455-1461 |
| Year/Month ： |
1980 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
肺動脈低形成を伴うpseudotruncus arteriosusの肺への血流は動脈管あるいは多くの小さな副血行路を介している. 一部には上部下行大動脈から巨大側副気管支動脈が分岐しており, これが肺血流量を維持していることがある. 根治手術に際してこれを放置すると術後左心不全の原因となりうる. 今回, 肺動脈低形成, 巨大側副気管支動脈を合併したpseudotruncus arteriosusに対して一期的にBlalock-Taussig短絡術を施行した. 2年3ヵ月後, 肺動脈の発育を確認した後に巨大側副気管支動脈を体外循環開始と同時に結紮し, 右室-肺動脈間に弁付き導管設置により根治せしめた. これまでの経験を踏まえて検討した. はじめに 肺動脈低形成を合併したファロー四徴症の根治手術はいまだ良好であるとは云い難い. 肺動脈閉鎖を合併する症例における肺血流量は通常動脈管, または多くの小さな側副血行路により維持されている. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
偽性総動脈管症, 肺動脈低形成, 巨大側副気管支動脈, 大動脈肺動脈短絡術, 二期的根治手術 |
