| Title ： |
小児洞機能不全症候群に対する心房ペースメーカー植込み術3例の経験 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
鬼頭義次, 藤田毅, 小坂井嘉夫, 内藤泰顕, 曲直部寿夫, 越後茂之*, 広瀬修*, 神谷哲郎* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
国立循環器病センター心臓外科, *国立循環器病センター小児科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
28 |
| Number ： |
12 |
| Page ： |
1901-1907 |
| Year/Month ： |
1980 / 12 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
先天性完全房室ブロックに比較し, 小児洞機能不全症候群(SSS)は心不全や日常の生活制限を必要とするにもかかわらずペースメーカー植込み術の適応となることは稀であった. われわれは徐脈頻脈発作を伴うSSS1例(症例1), 外科的洞停止1例(症例2), 心房粗動頻拍発作1例(症例3)に対し心房ペースメーカー植込み術を施行した. 症例1は7歳, 女児. 失神発作を2回認めた為一時的経静脈心房ペーシングを施行し心房ペーシングが徐脈頻脈発作に有効であることを確認の上経静脈的ペースメーカー植込み術を施行した. 症例2は18ヵ月, 女児. 心室中隔欠損症兼僧帽弁閉鎖不全症に対し心室中隔欠損閉鎖術兼僧帽弁修復術を施行した. 術後洞結節損傷による洞停止を認め徐脈に伴う心不全を認めたため, 開胸的心房心筋電極植込み術を行いペースメーカー本体は右胸腔内に固定した. 症例3は9歳, 男子. 心房粗動頻拍発作を頻回に認めたためDC除細動を施行した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
小児洞機能不全症候群, 小児ペースメーカー植込み術, 徐脈頻脈発作 |
