アブストラクト(29巻3号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 縦隔病変に対する気縦隔CT検査―Gas-Contrasted CTの展望―
Subtitle :
Authors : 光岡明夫, カレッド・レシャード, 北野司久, 石井松溪*
Authors(kana) :
Organization : 天理よろづ相談所病院胸部外科, *天理よろづ相談所病院放射線科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 29
Number : 3
Page : 409-419
Year/Month : 1981 / 3
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 重症筋無力症9例, 縦隔腫瘍4例, その他の縦隔病変5例に対して気縦隔CTを試み, その所見について通常CTおよび気縦隔撮影の所見と比較検討して, 次の結果を得た. 1. 気縦隔CTにより, 重症筋無力症の胸腺検索において胸腺形態が非常に明確に把握された. それは, 注入気体により胸腺を縦隔脂肪組織から判別しうるようになったからである. 2. 気縦隔CTにより, 縦隔腫瘍の周囲臓器との癒着や浸潤が最も正確に把握された. それは, 注入気体が癒着や浸潤の部分のみで腫瘍と周囲臓器を分離しえないことにより認識される. このことは縦隔リンパ節転移あるいは腫瘤の縦隔への浸潤の有無や浸潤の程度の検索においても, 同様の意義があると思われた, 3. 以上の気縦隔CTの所見は手術所見とよく一致しており, 腫瘍の根治性の判定や, 手術操作法の選択に対して意義があることが分った. 4. 気縦隔CTによっても, 炎症性(良性)癒着と浸潤性(悪性)癒着の鑑別は困難であった. 5. 気縦隔CTはさらに一般に充気CT撮影として, ほかの領域においても拡大応用しうるものであることを示唆した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : CTスキャン, 気縦隔撮影, Gas-Contrasted CT, 縦隔腫瘍, 胸腺
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