| Title ： |
Schuster手術後二期的Senning手術を行った乳児期大血管転位症の1例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
野本慎一*, 村岡隆介*, 横田通夫*, 青嶋実*, 曲人伸*, 小林彰*, 中野博行**, 上田憲**, 斉藤彰博** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*静岡県立こども病院心臓血管外科, **静岡県立こども病院循環器科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
29 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
1543-1548 |
| Year/Month ： |
1981 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
生後1ヵ月時に大血管転位症兼動脈管開存症で, balloon atrial septostomyが不可能で, 心不全とチアノーゼが悪化し, 人工呼吸管理が必要とされた症例に対し, 血流遮断を行わず簡便に心房中隔欠損を作成できるSchuster法を用いて緊急手術を行った. 術後チアノーゼは軽減し, 一般状態も改善した. 5ヵ月後にSenning法により二期的根治術を行い, 良好な発育を示している. Schuster法はBlalock-Hanlon法のような血流遮断の必要がなく, 重篤な心不全やチアノーゼの強い症例に対しても手術侵襲が小さくてすみ, 二期的Senning手術の際には癒着が少なく特に困難な点はなかった. Balloon atrial septostomy(以下BAS)の無効な完全大血管転位症に対する外科的な心房中隔欠損作成術としては, Blalock-Hanlon法が広く行われている. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
大血管転位症, 心房中隔欠損作成法, Schuster法, Blalock-Hanlon法 |
