アブストラクト(29巻12号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : Catamenial Pneumothorax
Subtitle : 症例
Authors : 伊坪喜八郎, 立原慶徳, 児玉喜直, 山崎東, 半沢隆, 小林進, 鹿志村香, 串田則章, 池田雄一, 宮本繁方
Authors(kana) :
Organization : 東京慈恵会医科大学第1外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 29
Number : 12
Page : 1962-1967
Year/Month : 1981 / 12
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 月経に随伴して発症する自然気胸は稀な疾患ではあるが, 最近はその症候はよく知られるようになった. 1症例を追加し, 併せて文献的考察を行う. 症例は40歳, 主婦, 過去77回の月経に際し, 33回の随伴する右自然気胸を発症している. 1979年11月, 右後側方切開にて開胸, 肺にはとくに所見なく, 横隔膜の6×4cmの範囲に集結する黄褐色小班と小孔があり, この部分を切除, 縫合した. 術後1年2ヵ月になるが自然気胸の再発をみていない. Maurerらにより最初に報告され, Lillingtonらによって提唱された“Catamenial Pneumothorax”の本邦症例は本報告例を含めて14例, 欧米文献上52例を数える. これらについて考察し, 早期の開胸手術を提唱する.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 自然気胸, 月経随伴性気胸, 異所性子宮内膜症, endometriosis
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