| Title ： |
Juxtaposition of atrial appendagesを伴った完全大血管転位症II型に対するマスタード手術変法の1例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
高梨吉則, 今井康晴, 本多正知, 石原茂樹, 星野修一, 西野宏, 秦敬和, 斉藤喬, 全勇*, 金谷真弓*, 高見沢邦武*, 高尾篤良* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所外科, *東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所小児科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
30 |
| Number ： |
2 |
| Page ： |
256-262 |
| Year/Month ： |
1982 / 2 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
完全大血管転位症に, 心房中隔欠損, 心室中隔欠損, 肺高血圧, 完全左側両心耳近位症を合併した2歳男児の症例にマスタード手術を応用した心房内血流転換を行った. この方法は2つのBaffleを使い, 1つは上大静脈の血流を右心耳へ導き, 右心耳と左心耳は側々吻合, もう1つのBaffleは下大静脈の血流と上大静脈の血流は右心耳, 左心耳を経由して僧帽弁へ導いた. 完全左側両心耳近位症では2分された右房の体部は狭く, 右心耳を利用し, 上大静脈の血流を心房中隔欠損孔を通さずに僧帽弁へ導く, 心房内血流転換法は有利な方法である. なお, 心室中隔欠損は肺血流量減少のため, いわゆる“穴あきパッチ”にて閉鎖した. 術後経過は順調で, 術後検査でも心房内血流路に問題はなかった. 本手術法は, 完全大血管転位症に左側両心耳近位症を伴った症例の, 心房内血流転換法として, 有用と考え, 報告, 検討を試みた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
完全左側両心耳近位症, Juxtaposition of atrial appendages, 完全大血管転位症に対する手術, マスタード手術変法, 完全左側両心耳近位症を伴った症例の手術 |
