アブストラクト(30巻3号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 縦隔腫瘍全国集計(1975.7~1979.5)
Subtitle : 原著
Authors : 和田洋己, 寺松孝
Authors(kana) :
Organization : 京都大学結核胸部疾患研究所胸部外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 30
Number : 3
Page : 374-378
Year/Month : 1982 / 3
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 1975年7月より1979年5月までの縦隔腫瘍症例の集計を全国180施設にアンケート調査法により依頼して行った. アンケートの回答率は52.7%103施設であった. 得られた症例数は1,546例になり, 1施設1年間の症例数は3.9例と前回の集計(1970.10~1974.6)と比較し, 1.8倍になっていた. 主として用いられた検査手段はおおむね従前のとおりの検査法であったが胸部CT scan法が使用される傾向となっていた. 組織別発生頻度は胸腺腫31.8%, 神経性腫瘍18.8%, 奇型腫16.6%の順であり, 我が国の特徴を示していた. 全腫瘍における悪性の発生頻度は30.3%であった. 治療内容は, 良性では切除のみとなっていたが, 悪性の場合は手術のみ14.3%, 手術+化療+放射線療法33.6%, 手術+放射線療法27.1%, 手術+化療10%, 等であった. 手術施行率は85.0%であった.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 縦隔腫瘍
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