| Title ： |
高度三尖弁閉鎖不全と右左短絡を伴った心房中隔欠損兼肺動脈弁狭窄症の1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
入山正*, 伊藤翼**, 岡村健二, 井島宏, 前田肇, 三井利夫, 堀原一, 桜井淳一*** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
筑波大学臨床医学系外科, *金沢医科大学第1外科, **佐賀医科大学外科, ***筑波大学大学院医学研究科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
30 |
| Number ： |
7 |
| Page ： |
1291-1295 |
| Year/Month ： |
1982 / 7 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
手術時年齢1歳1ヵ月, 体重6.4kgの女児で, 高度三尖弁閉鎖不全を伴い, 心房での右左短絡を有する心房中隔欠損兼肺動脈弁狭窄症に対し, 心内修復術を行い成功した. 胸部X線写真で心胸郭比は85％, 動脈血ガス分析でPO2 34.7mmHg, 心カテーテルでRV/LV収縮期圧比は0.83であった. 昭和54年10月23日, 体外循環下に右心房を切開し, 0.7×1.2cmの心房中隔欠損を直接縫合閉鎖した. 三尖弁は弁輪の拡大と弁尖の軽度肥厚を認めたが, 変形は比較的軽度であったためDe Vega法により弁輪縫縮術を行った. 肺動脈弁口は直径2.5mmで2弁性であり, 交連部切開を行った. 術後経過は良好でPO284mmgと改善し, 右心不全もなく1ヵ月後に退院した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
肺動脈弁狭窄症, 三尖弁閉鎖不全, De Vega法 |
