| Title ： |
術前に診断し得た筋性部心室中隔欠損症に対し, 左室側より欠損孔閉鎖に成功した1症例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
江本秀斗, 久米弘洋, 松井道彦, 鈴木茂, 丸山浩一, 小机敏昭, 杉田洋一, 中村譲, 中野雅道, 宮沢総介, 新井達太 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京慈恵会医科大学心臓外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
30 |
| Number ： |
7 |
| Page ： |
1296-1301 |
| Year/Month ： |
1982 / 7 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
筋性部心室中隔欠損症は, 単に発生頻度が少ないというだけでなく, 一般的な膜性部中隔欠損と異なり幾つかの問題点がある. 筋性部の欠損孔は心尖部寄りに存在することが多く, 又多孔性であることも少なくない. 従って, 右室側より欠損孔の閉鎖を行う場合, 縦横に走る筋束のため, 欠損孔の全貌を見い出すことは困難なことが多い. 我々は高度な肺高血圧症を合併した筋性部心室中隔欠損症を, 心断層エコー図と心血管造影とにより術前に診断, 左室心尖部いわゆる安全三角を輪切りにし, 左室側より欠損孔の閉鎖に成功した. 特に, 心尖部付近の欠損孔の閉鎖には, この左室心尖部輪状切開は, 欠損孔の全貌を容易につかむことができ, 有用な方法と思われる. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
筋性部心室中隔欠損症, 左室心尖部輪状切開, 心断層エコー図 |
