| Title ： |
Taussig-Bing Malformation：心室内修復及び遠隔期所見 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
奥秀喬*, 城谷均*, 横山達郎*, 河井淳*, 西岡孝純*, 則武正三*, 篠原徹*, 砂川晶夫*, 中村好房*, 皐弘志*, 佐賀俊彦*, 横田祥夫**, 槇野征一郎**, 節家直己**, 岡本文雄** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*近畿大学医学部心臓外科, **尼崎病院心臓センター |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
30 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
1584-1592 |
| Year/Month ： |
1982 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Taussig-Bing奇形は比較的まれなチアノーゼ性心疾患である. 著者らは, 1972年, 14ヵ月で根治手術を行ったPDA及び高度な肺高血圧を伴う定型的Taussig-Bing奇形の手術8年後の血行動態を検討した. 根治手術は動脈管結紮後, 心停止下に右室切開を行い, 著しく肥厚した両側円錐及び室上陵を切除し, 2重自家心膜でinternal conduitを作製し, 心室中隔欠損孔と大動脈弁口を連絡した. 術2ヵ月後の精検では, 軽度の右心不全及び18mmHgの在室・肺動脈圧較差を認めたが, 手術1年後から右心不全が消退し, 手術8年後の現在, 無症状である. しかし, 心血管造影及び断層心エコー所見から, 大動脈弁下狭窄の存在及び心室中隔と左室後壁の著明な肥厚が認められた. 狭窄の場所はinternal conduitに在り, その原因は用いた心膜の萎縮あるいはinternal conduitの発育不全によるものと考えられた. 術後の肺動脈弁下狭窄及び大動脈弁下狭窄の観点から, 手術時年齢, 術式の選択が肝要と思われる. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Taussig-Big Malformation, Right-sided type with overridng, 心室内修復, 遠隔期所見, 左室流出路狭窄 |
