| Title ： |
新生児ペースメーカー植込み術の経験 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
小松壽*, 伊藤信行*, 小山信弥*, 吉村克則*, 海老根東雄*, 亀谷壽彦*, 佐地勉**, 橋口玲子**, 伊藤隆一**, 松尾準雄** |
| Authors（kana） ： |
|
| Organization ： |
*東邦大学医学部第1外科, **東邦大学医学部小児科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
30 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
1611-1615 |
| Year/Month ： |
1982 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は生下時体重2800gの女児, 心室拍数63/分の先天性完全房室ブロックのため, イソプロテレノール点滴を主とした薬物的管理を約10日間施行したが, 心不全状態特続し, 体重も2453gと減少傾向をみたため, 右大伏在静脈経由で体外式ペーシングを開始した. 以後一般状態は安定したが, 16日間の経過観察によるも完全房室ブロックは持続するため, 生後27日目に体内式ペースメーカー植込み手術を施行した. 電極は左室心尖部寄りにscrew-inタイプの心筋電極を刺入し, 腹壁皮下に収納した本体(CPI microthin-PII, 100ppm)に接続した. 術後1年の現在経過順調であるので報告するとともに, 新生児, 乳児における体内式ペースメーカー植込み手術の適応とその問題点について少しく考察を加えた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
新生児, 先天性完全房室ブロック, ペースメーカー植込み手術 |
