| Title ： |
冠状動脈走行異常を伴う両大血管右室起始症の根治手術 -特に異常冠状動脈下心膜パッチ縫着術について- |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
竹内靖夫, 須磨幸蔵, 城間賢二, 井上健治, 吉川哲夫, 成味純, 小山雄次, 金子秀実, 郡良文 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京女子医科大学附属第2病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
30 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
1753-1758 |
| Year/Month ： |
1982 / 10 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
昭和52年4月から56年7月までに両大血管右室起始症(DORV)の24手術症例を経験した. 根治手術は12例で, うち3例に冠状動脈走行異常を術前冠状動脈造影で確認した. 3例中2例は単冠状動脈で, 1例は右冠状動脈由来の前下行枝があり, いずれも狭窄を有する右室流出路を横断していた. 根治手術においては心内操作に加えて, 成人の1例では弁付グラフトで右室流出路を再建し, 他の2例(24歳, 6歳)には右室流出路を横切る冠状動脈を剥離挙上し, その下に心膜によるパッチを縫着して狭窄を解除した(異常冠状動脈下心膜パッチ縫着術). 本術式はファロー四徴症(T/F)では報告があるが, 中等度の右室流出路狭窄を有すDORVにも同様に行われることを報告した. また術前の冠状動脈造影がDORVやT/Fの根治手術に際して有用な情報を提供し, 手術成績向上の一助となると考えられた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
double outlet right ventricle, anomalous coronary artery, patch infundibuloplasty, preoperative coronary angiography in cyanotic patients |
