| Title ： |
IHSSのMyectomy+MVRによる治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
岡村高雄1), 弘岡泰正1), 天野純1), 田中淳1), 鈴木章夫1), 脇屋義彦2), 西條敬2) |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
1)順天堂大学医学部胸部外科, 2)順天堂大学医学部循環器内科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
30 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
1772-1777 |
| Year/Month ： |
1982 / 10 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
IHSSに対する外科的療法はその解剖学的, 血行動態的特異性より定まった手術手技は確立されておらず, 問題の多い疾患である. 症例は50歳男性で, 呼吸困難, 発熱, 動悸を主訴としていた. 術前大動脈, 左心室心尖部圧較差116mmHgを有し, 更にSBEによるMRを併ったIHSSに対して, 経大動脈的に心筋切除術を行い. 更にvegetationを有する僧帽弁をBjork-Shiley 25 MBPにて置換した. 術後カテーテル検査では圧較差は全く消失し, NYHA IIIからIへと著明に改善を認め, 術後1カ月経過した現在も元気に職場復帰している. 本症においてはSBEによるMRを合併したためにMyectomyとMVRを合わせ行ったが, このことが術後血行動態, 臨床症状の改善の一因となったものと考えられる. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
特発性大動脈弁下狭窄症, 僧帽弁閉鎖不全症, 僧帽弁置換術, 心筋切除術, 亜急性細菌性心内膜炎 |
