アブストラクト（31巻4号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 巨大気腫性肺嚢胞症の外科治療 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 奥道恒夫, 西亀正之, 山根基, 中川研一, 黒田義則, 江崎治夫 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 広島大学医学部第2外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 31 |
| Number ： | 4 |
| Page ： | 541-545 |
| Year/Month ： | 1983 / 4 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 過去12年間に13例の巨大気腫性肺嚢胞症を経験した. 全例男性であり, 40歳代が最も多く, 両側性が8例であった. 胸部レ線上, 嚢胞が進行性に容積を増してゆくいわゆるVanishing lungは6例であった. 術前後の肺機能検査では一定の傾向は特に認められなかった. 喫煙歴は, 13例中12例がBrinkman Index 400以上の重喫煙者であり, 本疾患の成因と喫煙との関連が示唆された. 術式は, 嚢胞切除兼肺縫縮術を標準術式とし9例に施行し, 残り4例に肺葉切除術を施行したが, そのうちの1例は巨大嚢胞(S1+2)の精査中, B1+2及びB3入口部の扁平上皮癌を発見し左上葉切除術を施行したものである. その他, 成因, 手術適応, 術後合併症等を検討し文献的考察を加えて報告する. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 巨大気腫性肺嚢胞, Vanishing lung, 肺癌合併, 喫煙 |
