アブストラクト（31巻7号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 大動脈弁上狭窄症の同胞例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 矢野洋, 阿部稔雄, 村瀬允也, 鷲津卓爾, 田中稔, 川村光生, 野垣英逸, 柿原理一郎, 竹内栄二, 末永義人, 塩井健介, 日比道昭, 伊佐治文朗, 堀田明男, 渡辺孝, 三枝裕幸, 佐藤浩生, 伊藤國雄, 弥政洋太郎 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 名古屋大学医学部第1外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 31 |
| Number ： | 7 |
| Page ： | 1141-1147 |
| Year/Month ： | 1983 / 7 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 大動脈弁上狭窄症(supravalvular aortic stenosis以下SASと略す)の同胞例を経験した. 症例1は姉で, 症例2は弟である. 症例1は, 圧較差のないSAS・短絡量の少ない左冠動脈肺動脈異常交通症・手術困難な多発性末梢性肺動脈狭窄症を合併する症例で, 手術は行われず経過観察中である. 症例2は, 160mmHgの収縮期圧較差を伴うSAS症例で, 冠動脈の著明な拡張と, 大動脈弁の軽度逆流及び左室壁の肥厚を認めた. 症例2にはDotyのextended aortoplastyによる根治術が行われた. 術後経過は良好で, 術後心臓カテーテル検査所見では, 狭窄は解除され圧較差は消失した. いずれの症例も, 身体・知能の発育に異常は認められず, 血清Ca値・染色体検査所見も正常であった. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 大動脈弁上狭窄症, 左冠動脈肺動脈異常交通症, 多発性末梢性肺動脈狭窄症, extended aortoplasty |
