アブストラクト（31巻7号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 手術により顕著な機能改善が得られた両側性巨大気腫性肺嚢胞症 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 桑原修1), 越山健二郎2) |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 1)国立療養所刀根山病院外科, 2)結核予防会大阪病院外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 31 |
| Number ： | 7 |
| Page ： | 1176-1180 |
| Year/Month ： | 1983 / 7 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 49歳男性, 小学校教員. 30歳ごろに職場検診で自然気胸と診断された. 息切れがあったが治療の指示を与えられずに経過し, 42歳時に両側性気腫性肺嚢胞症と診断されたが症状も徐々に進行してきた. 49歳時に人の勧めで受診したが, 初診時はHugh-Jones 4度で肺機能はFVC 1.16l, FEV1.0 0.53l, V50 15.6l/min, V25 6.0l/min, RV/TLC75%, PO2 68.2Torrであった. 二期的に左肺手術後3.5カ月で右肺の手術を行い, その1年後にはHugh-Jones 1度, 肺機能はFVC 3.98l, FEV1.0 2.15l, V50 70l/min, V25 21.0l/min, RV/TLC39%, Po2 71.8Torrと著明に改善された. 4年後の現在は快適に生活し悪化の傾向がみられない. 術後良好な機能が得られる条件の一つとして術前の肺血管造影像で豊富な小血管, 毛細血管の存在が認められることが重要である. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 巨大気腫性肺嚢胞症, 巨大ブラ, 嚢胞切除兼縫縮術, 肺血管造影 |
