| Title ： |
犬摘出心臓の心機能評価に関する実験的研究 3) 改良した灌流回路による血行力学的, 心筋代謝学的諸指標の正常値 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
川上敏晃1), 渡辺不二夫2), 立木利一2), 枝沢寛2), 松浦正盛2), 高橋順一郎2), 田辺達三2) |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
1)北海道大学医学部附属病院救急部, 2)北海道大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
31 |
| Number ： |
8 |
| Page ： |
1214-1221 |
| Year/Month ： |
1983 / 8 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
最近の改良した灌流回路と充填液による犬摘出心機能検査法は極めて満足すべきものとなった. 一定の方法で摘出した正常心5個で摘出直後の心機能評価を行い, 負荷灌流60分で安定した状態の心機能が観察された. この60分時点での測定値を本実験条件における正常値とした. 心機能曲線の検討からも満足すべき予備力が証明された. 負荷灌流60分値(M±SEM) N=5preload 10cmH2O and afterload 80mmHg LVW/100g of Heart Weight 1890±158gM/min HR 128.4±5.09/min LVsw/100g 14.6±0.73gM/min mean AOP 105.6±1.04mmHg peak LVP 123±9.0mmHg LV(+)dp/dt 1848.8±109mmHg/sec LV(-)dp/dt 1468.8±93.4mmHg/sec (+) dp/dt/peak LVP 15.5±1.77 Coronary Flow/100g 142.3±14.9ml/min LVEDP 3.1±0.52mmHg 60分時点における心筋代謝学的諸指標値は次の通りであった. MOV2/100g Heart Weight 3.91ml/min MVO2/LVW 0.00213±0.000271 External Mechanical Efficiency(EME) 24.4±2.88% CPK release from the Heart 5.29±2.36IU/100g/L Lactate uptake by the Heart 0.20±0.215mMOL/L *HRに有意の変動がないためLVWとVSWのfunction curveは同質のものであり前負荷5～15cmH2Oの間でほぼ直線的に上昇した. 心機能予備力の判定には, いずれの指標を使用しても支障はない. 心臓の灌流は37℃で行い, 心拍動はすべて自個の洞性調律としている. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
犬摘出心用灌流回路, 心機能, 心機能指標, Function Study |
