アブストラクト（31巻8号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 肺巨細胞癌切除例の臨床的並びに病理学的検討 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 伊藤元彦, 青木稔, 高嶋義光, 光岡明夫, 瀧俊彦, 寺松孝 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 京都大, 胸部研, 胸部外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 31 |
| Number ： | 8 |
| Page ： | 1258-1262 |
| Year/Month ： | 1983 / 8 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 肺の巨細胞癌は, 奇怪な形をした巨細胞や紡錘形細胞の存在, 細胞貧喰像を示すことなどの組織学的特徴を有し, 一方臨床的にはあらゆる治療に抵抗しながら進行して急速に死の転帰をとることなど, 臨床的並びに病理学的に特異な位置を占める. このような肺巨細胞癌の切除耐酸例10例の臨床的並びに病理学的検討を行った. その結果, 臨床的には, 治癒又は準治癒手術が可能な時期に発見されることが良好な予後を得るためには必要であり, 予後不良の原因は, 発育の早さ, 症状発現の遅れなどのために, 発見が遅れることにあろうと思われ, 一方, 病理組織学的には, 巨細胞の多少あるいは紡錘形細胞の多少といった, 腫瘍細胞自体の性格のほかに, 小円形細胞の浸潤や, 線維性被膜の形成などといった宿主側の反応も, 手術予後に関与し得るであろうと考えられた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 肺巨細胞癌, 手術予後 |
