| Title ： |
大動脈弁閉鎖不全症兼食道静脈瘤(肝硬変)に対する二期的手術 -拍動流体外循環の効果を中心に- |
| Subtitle ： |
|
| Authors ： |
小田桐重遠, 石倉善弥, 川原英之, 永田真人, 村上勝, 吉松博 |
| Authors（kana） ： |
|
| Organization ： |
産業医科大学第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
31 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
1337-1343 |
| Year/Month ： |
1983 / 9 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
雑種成犬を用い実験的急性門脈圧亢進状態を作製し, 拍動流体外循環の肝循環に対する効果を検討した. Intra-Aortic Balloon Pumping(以下IABP)単独使用では肝血流が減少する場合がある. Pulsatile Assist Device(以下PAD)併用完全バイパス時では肝血流に著明な増減は認めなかった. PAD併用部分バイパスにおいては平均動脈圧の上昇とともに, 肝動脈血流量, 門脈血流量ともに増加を認め, 特にWeaning時においては心, 肝ともに有効に作用するものと思われた. 以上の結果から, 肝硬変食道静脈瘤を伴った症例に対して, PAD併用体外循環で大動脈弁置換術を施行, 半年後に食道静脈瘤に対しHassabの手術を行い成功したので併せて報告した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
esophageal varix, liver cirrhosis, aortic regurgitation, aortic valve replacemant, pulsatile extra-corporeal circulation |
