アブストラクト(31巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 超音波診断法による僧帽弁狭窄症交連切開術後の左心機能の評価 -乳頭筋形成術の効果を中心に-
Subtitle :
Authors : 岡村健二, 榊原謙, 小石沢正, 福田幾夫, 桜井淳一, 前田肇, 井島宏, 三井利夫, 堀原一
Authors(kana) :
Organization : 筑波大学臨床医学系外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 31
Number : 9
Page : 1352-1356
Year/Month : 1983 / 9
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 僧帽弁狭窄症(MS)のOMC群とOMC+papilloplasty群各10例につき左室後壁の動きに着目し, 術前後のMモード心エコー図を測定し左心機能の評価から弁機能の改善度について検討を加え次の結論を得た. 1) 左室後壁の動きから求めたmaxLVPWVs, maxLVPWVd, mLVPWVsは左心機能の評価因子として信頼されているSVI, EF, FSと比較的高い相関を示した. 2) MSの心エコー図における左心機能の術後評価では, 心室中隔の奇異運動が30%に認められたため左室後壁の動きがよいパラメーターとなった. 3) MSの弁下構造の変化は見た目以上に進行している場合が多く, 弁形成, 腱索形成とともに乳頭筋形成をできるだけ併用すべきである.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 僧帽弁交連切開術, 乳頭筋形成術, 左室後壁最大収縮速度, 左室後壁最大拡張速度, 左室後壁平均収縮速度
このページの一番上へ