| Title ： |
大動脈弁・僧帽弁の両弁輪拡大術を加えた2弁置換術 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
中埜粛, 広瀬一, 松田暉, 白倉良太, 佐藤重夫, 平中俊行, 谷口和博, 川島康生 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
大阪大学医学部第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
31 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
1479-1483 |
| Year/Month ： |
1983 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は43歳, 女性. 10年6カ月前大動脈弁置換に用いた19mm Bjork-Shiley弁の再弁置換に際し, 大動脈弁輪拡大と同時に狭小な僧帽弁輪を呈した僧帽弁病変に対してもこれを拡大して二弁置換術を施行した. 大動脈を無冠尖部に向かって切り降し左冠尖寄りで大動脈弁輪を切断, 更に左房上壁も切開して僧帽弁輪を切断し, 心膜にて裏打ちしたテフロンパッチ(幅25mm)を用いて両弁輪を拡大形成した. 大動脈弁輪及び僧帽弁輪はそれぞれ, 直径18mmから24mm, 19mmから29mmに拡大され, 通常の弁縫着方法により大動脈弁には21mm SJM弁, 増帽弁には27mm Bjork-Shiley弁を用いて弁置換を行った. 術後経過は極めて順調で活動制限もない. 大動脈弁輪のみならず僧帽弁輪をも同時に拡大して二弁置換を行った手術成功例は文献上, 本症例が第2例目である. 手術方法に関し若干の文献的考察を加えて報告した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
弁輪拡大術, 大動脈弁輪拡大術, 両弁輪拡大術, 二弁置換術 |
