| Title ： |
僧帽弁直視下交連切開術後の遠隔期に, 閉鎖不全が著明となり溶血性貧血に発展した1例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
岡本浩1), 保浦賢三1), 宮崎正治1), 安間文彦1), 今泉宗久1), 廣瀬豊1), 阿久根淳1), 近藤達平1), 小川裕2), 関章3) |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
1)名古屋大学医学部第2外科, 2)県立多治見病院心臓外科, 3)市立岡崎病院心臓外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
31 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
1568-1575 |
| Year/Month ： |
1983 / 10 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
開心術々後に機械的溶血性貧血を来すことは人工弁置換術後や心内膜床欠損症根治術後を除けば極めてまれである. 著者らは最近, 33歳女性で僧帽弁直視下交連切開術後1年5カ月目に腱索断裂が原因と思われる僧帽弁閉鎖不全の急激な増悪により, 高度溶血性貧血を発症した症例を経験した. 輸血や内科的治療にも反応しなかったため, 初回手術後2年2カ月目に人工弁置換術を施行したところ軽快させることができた. 今までの報告では保存的治療のみで溶血が軽快した例もみられるが, 本症例のように溶血の軽快がみられず, 腎障害や肝障害など他の合併症を起こす危険がある場合は積極的に再手術に踏みきるべきであると考える. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
開心術後溶血性貧血, 僧帽弁交連切開術後, 人工弁置換術 |
