アブストラクト（31巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 同時性肺・食道重複癌の1手術例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 宇野顕, 池田道昭, 大貫恭正, 菅間敬治, 萩原昇, 山根喜男, 相良勇三 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | いわき市立総合磐城共立病院胸部外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 31 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 2069-2074 |
| Year/Month ： | 1983 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 58歳男性: 1982年5月8日, 血痰, 中等熱が続き, 食欲なく, 化膿性悪性縦隔腫瘍の疑いで, 救急入院. 入院後IVH施行, 酸素吸入, 抗生物質点滴下に膿胸を伴った扁平上皮肺癌を診断した. 第1回手術: 6月14日, 右上中葉切除術と右気管分岐部と下幹支を吻合し, 重複していた食道癌の全剔術も同時に施行し, 頸部食道痩を作成した. 第2回手術: 9月9日, 食道外痩と形成胃管とを胸骨前で食道再建術を施行した. 組織学的検索: 肺組織所見は低分化性扁平上皮癌, 食道組織所見は高分化性扁平上皮癌で, 同時性重複癌であった. 本邦の肺, 食道同時性重複癌は阿保らの調査で13例であった. 海外での報告は非手術例の1例しかない. 食道再建術まで施行したのは本症例が3例目で, 7カ月以上の生存例は今までの報告はない. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 重複癌, 同時性重複癌, 肺, 食道重複癌 |
