アブストラクト（31巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 先天性房室ブロックに対する乳児期ペースメーカー植え込み術の経験 -本邦における1歳未満集計例を含めて- |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 久野克也1), 岡田昌義1), 小沢修一1), 中村和夫1), 西尾久英2), 藤田位2), 横山純好2), 中村肇2) |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 1)神戸大学医学部第2外科, 2)神戸大学医学部小児科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 31 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 2102-2106 |
| Year/Month ： | 1983 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 新生児期からVSDに合併した先天性房室ブロックのため, 心不全を来し, 内科的管理が困難となった症例に対し, ペースメーカーを植え込み, 順調に経過しているので, 本邦報告例の集計を加えて報告する. 症例は, 6カ月で5,500gの女児. 新生児期より先天性房室ブロックによる徐脈を認め, ミルクの摂取が不良で体重増加も悪かった. 5カ月目に感冒罹患を契機とし40/分の高度徐脈となり, イソプロテレノールなどの強心剤にも奏効せず, 経静脈ペーシングを開始した. その結果, 全身状態が非常に改善し, ペーシング開始10日目にスクリュー型心筋電極及び腹直筋下にSpectrax SX5984(45g)植え込み術を施行した. 心拍数は105/分とし, その後順調な発育を示しており, 経過観察を続けVSDの根治術を行う予定である. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | congenital A-V block, pacemaker implantation |
